「ソーシャリー・エンゲイジド・アート」展を観て
アーツ千代田3331にて開催されている「ソーシャリー・エンゲイジド・アート」展を観る。

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この手の展示は、現場は他のどこかや、過去にあり、アーカイブを中心に観ることになるのだけれど、どこか墓標みたいな印象と、教育的働きかけを感じる。後、まとめられていく窮屈さ。

ネガティヴな意味でなく、こうした展示の外側には生きた現場があり、人がなにかを目指して行うアクションの熱がある。

過去化、アーカイブ化、資料化、展示化、アート化、されて行く事と、現場の「差」や「間」に、大事な「核」になるようなものがあるのではないかと改めて考える機会になった。

そこで、さいたまトリエンナーレを振り返ると、そうした過去化、アーカイブ化、資料化、展示化、アート化、していきながら、現場も会期中走り続けている面白い芸術祭だったなと思う。

帰った後、手元のクレア=ビショップ著『人工地獄 現代アートと観者の政治学』をパラパラと読み返していた。そこでハイライトが当たったテキストがあったのでざっくり概要をメモしておこうと思う。

フェリックス・ガタリは著書「カオスモーズ」の中で、今日私たちが頻繁に出合う領域横断的なプロジェクトーとくに、芸術としての教育ーでは「二重の目的因」を持たねばならないとした。1つは芸術に対する批評として、もう一つは芸術が浸透する体制の批評として。こうした芸術は臨場的にそこにいる参加者と事後的に存在する鑑賞者たち、この両者に向き合う必要があり、それは芸術及び社会領域の双方において功をなさねばならない。

とガタリの思考を例に出し、著者は指摘している。

つまりアートプロジェクトが行われる「現場」と「その後」についてそれぞれに働きかけ、その交差点に生まれたものは何かを見出していくこと。そして見出したらそれを工夫して伝える(現在はその基準がなかったり曖昧なので基準自体をつくりだす必要もある)ことを模索し続ける必要がある。言って見れば当たり前のことなのだけど、それをいざ行おうと思った時、途方に暮れてしまう。

止めずに諦めずにゆっくりと探していきたいと改めて感じた。

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さいたまトリエンナーレ2016
https://saitamatriennale.jp/

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展覧会は3/5まで。
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# by shunya-asami | 2017-02-27 19:50 | アートレポート | Trackback | Comments(0)
影をつかまえるフォトグラムワークショップ@「代官山のはなし」
【代官山のはなし】

去る2/19に代官山「Sodacco Studio」にて開催されたイベント『代官山のはなし』で、影をつかまえるフォトグラムワークショップを開催しました。

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このワークショップはカメラを使わずに写真をとるワークショップで、写真の原理を体験できます。
今は残念ながら生産中心の貴重なジアゾ感光紙を用いて制作です!

まずは、2月の晴天の下、参加者に「代官山に落ちていて気になったもの」を集めてもらい制作の素材としました。

参加者の中には、「街が綺麗でなかなか素材が落ちていなかった」や「足元を見て街を歩くのが新鮮だった」、「ゴミを見つけて探しているのはほとんど不審者だった」など、それぞれ制作を通して街へのアピローチを試みたことや探してきた素材についての話題で盛り上がりました。

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(photo by H.Aoki)

そしていよいよ撮影!

「自分の持ってきたもの」と「素材」を組み合わせて影を構成。

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約5分間の露光の後、アイロンで熱を加えると影の写真が出来上がります!!

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街に落ちていた素材が思いがけないカタチを生み出すことに参加者一同驚き!
その後、写真の原理は日焼けであるという話と、広島にある被爆樹木の作品について参加者の皆さんと時間を共有しました。

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(©Ida.Asami)

ワークショップ後のライブでは、ミュージシャンの青木裕志さんが「呼吸する影ー被爆樹木シダレヤナギー」の作品からインスピレーションを得て書いた曲を披露。

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呼吸する影
http://asa19821206.wixsite.com/shunya-asami/works2


動画の作品も制作しました。

さらに、ダンサー井田亜彩実さんと青木裕志さんによる即興パフォーマンス

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表現者が表現者を信頼して創造力をリレーしていく充実した時間となりました。



以下イベント詳細

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見る・聴く・味わう
あなたと話したい「代官山のはなし」があります。
アート、音楽、フード。
今をしあわせに生きることに必要な全て。
2017年2月19日 代官山で出会えます。
https://nohanashi.jimdo.com/
開場 10:30  開始 11:00  終了 17:00
入場 3000円ワークショップ込み
15:00以降入場 2000円
お子様歓迎、中学生以下無料(ワークショップ参加の場合は、材料費として1000円)

https://nohanashi.jimdo.com/



ワークショップの出張や企画等、承っております。
下記メールまで、お気軽にご相談ください。
shichizu@yahoo.co.jp
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# by shunya-asami | 2017-02-22 18:45 | フォトグラムWS実践編 | Trackback | Comments(0)
「代官山のはなし」をつくります
【HANASHI PROJECT 2017】

いよいよ次の日曜日!

来る2/19(日)少しずつ進めていたプロジェクトが始まります。

フォトグラムの新作や映像作品を発表します、1日だけの企画ですが是非ご来場ください。

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「HANASHI PROJECT」は、今日日本で乱立している大きな規模で行われるアートイベントではありません。

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大きな規模で行なわれているアートイベントはアーティスト自身を疲弊させていく懸念があります。

そこで、ミュージシャンの青木裕志さんと同じような課題や問題感覚を語り合い「はなし=ひとつの時間」をつくってみたいと思いました。

アーティストがある場所に集い、訪れた人とそこで生まれる、「作品を通した一方的ではない相互の関係」を大切にするプロジェクトをつくりたいと思います。

私は、今は手に入らないジアゾ感光紙を使ったフォトグラムのワークショップを開催します。

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是非たいせつなものをお持ちになって影を撮りにきてください。

13:00 ~ 15:00
浅見俊哉 + 青木裕志の作品発表もあります。

どうぞお気軽にご参加下さい。

                                                                 

以下展示詳細


第1話「代官山のはなし」

見る・聴く・味わう

あなたと話したい「代官山のはなし」があります。

アート、音楽、フード。今をしあわせに生きることに必要な全て。2017年2月19日 代官山で出会えます。 
                                                                  

●参加アーティスト

青木 裕志
浅沼 奨
浅見 俊哉
ASUCA
Life Garden
佐藤 直
畑崎 大樹
まあるいじかん                                                                                                                         

       
●日時:
2017年2/19(日)
                                                                 

●場所:
SodaCCo & Bird daikanyama
東急東横線「代官山」駅 徒歩8分
東京都渋谷区代官山町9-10
                                                                 

●イベントスケジュール:
10:30 open / 11:00 start

《11:00 ~ 12:30》

~ Music Live 1 ~

O.A. 青木裕志

Act: 畑崎大樹 / Asuca / 佐藤直 / Life Garden

~ Work Shop 1 ~

by まあるいじかん

《13:00 ~ 15:00》

~ Work Shop 2 ~

by 浅見俊哉 + 青木裕志

(ワークショップ & Talk & Live)

~ Work Shop 3 ~

by まあるいじかん

《15:15 ~ 17:00》

~ Music Live 2 ~

青木裕志 / 畑崎大樹 / Asuca

《18:00 ~ 19:00》

After Talk

                                                                 

●料金:

¥3,000- (ワークショップ参加費込)
※15:00以降の入場は2,000円
※お子様歓迎、中学生以下無料
(但しワークショップ参加の場合、材料費として1,000円)
https://nohanashi.jimdo.com/


●場所:
場所:Sodacco
東急東横線「代官山」駅 徒歩8分
東京都渋谷区代官山町9-10   
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# by shunya-asami | 2017-02-15 23:12 | NEW!最新情報 | Trackback | Comments(0)
カメラをつくってトリックムービーを撮ろう!
【KAPL2月の企画・ワークショップのご案内】

KAPL創造力の学校−1時間目−
カメラをつくってトリックムービーを撮ろう!

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KAPLがこの度「KAPL創造力の学校」を設立!

代表の浅見が「さいたまトリエンナーレ2016」のアートプロジェクト「SMF学校」のコーディネートによって得た経験を基に新たに、KAPLのメンバーと共に越谷でアートの場づくりを展開します。

今後は幅広く様々な表現者が集まりワークショップやレクチャーを行っていく予定です。

設立記念授業は「映像」をテーマにした2人の作家のワークショップを開催。

ダンボールでカメラをつくり写真の原理を体験します。その後そのカメラを使って身体の動きを工夫した映像を撮影します。どうぞお気軽にご参加ください!

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天地左右逆像に移る世界とスマホで写る世界を基にオリジナルムービーをつくりましょう!!




                                                                                                                                                                                                                                       
KAPL創造力の学校−1時間目−
カメラをつくってトリックムービーを撮ろう!

●日時:2017年2月11日(土)13:00-16:30
●講師:浅見俊哉(写真作家・KAPL代表)・浅沼奨(映像クリエイター)
●授業料:2500円(学生2000円)材料費込
●申し込み:・お名前、ふりがな ・年齢 ・〒(郵便番号)、住所、電話番号 ・メールアドレスを明記し、
E-mail(kaplschool@gmail.com)でお申し込み下さい。9歳未満のお子様は保護者同伴でお願いします。

プロモーション映像制作:浅沼奨
                                                                             
関連リンク
●​Shunya.Asami​ - Portfolio
http://asa19821206.wixsite.com/shunya-asami

●浅沼奨映像作品@YouTube
https://www.youtube.com/channel/UC1PzZRfQa13Vvq3CZQgGFyw

●さいたまトリエンナーレ2016・アートプロジェクト「SMF学校」
http://smfartschool.wixsite.com/saitama
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# by shunya-asami | 2017-02-09 00:07 | NEW!最新情報 | Trackback | Comments(0)
いよいよ2/6に公演です。
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この度、舞台美術で関わっているコンテンポラリーダンス作品がいよいよ2/6、本番を迎えます!

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その前に、2/4には横浜赤レンガ倉庫で開催される「ヨコハマダンスコレクション2017」のショーケースでショートピースバージョンを公開します。2/6の本公演と合わせてご覧下さい。

いだくろ(井田亜彩実 • 黒田なつ子)自主公演

【人類(いきもの)のすすめ】
―Who am I to you―

アートチームより、イメージ映像カットを公開します

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作品の中でどのような表現として映像が用いられるのかもぜひご注目ください。

●本公演
2017年2月6日(月)
開場 19:30
開演 20:00
場所:d-倉庫

●ショートピース公演
2017年2月4日(土)
17:30~井田亜彩実×黒田なつ子(いだくろ)
ウェブサイト
http://yokohama-dance-collection.jp/program/showcase/
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# by shunya-asami | 2017-02-02 22:02 | NEW!最新情報 | Trackback | Comments(0)



浅見俊哉作品集    ©2016 by Shunya.Asami 全てのテキスト・画像の無断転載は固くお断りいたします。
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